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2014年2月

日本行政書士連合会、都道府県行政書士会の怠慢だわな

 鳥取の行政書士さんが内容証明郵便で離婚の慰謝料請求したところ大阪弁護士会から非弁行為で訴えられて、一審で起訴猶予、控訴審、上告審ともに棄却判決もらった。というニュースが飛び込んできました。起訴猶予ということは非弁行為があったということで、離婚の慰謝料請求をやっている行政書士さんはかなり焦っているのではないかと。

 そもそも、慰謝料請求は行政書士が行政書士として行える業務なのかと。内容証明はあくまで意思伝達の手段なのにそこがわかってない同業の多さにはあきれました。「書類の作成をして終わり」で、「慰謝料が取れようが取れまいが責任は負いかねます」というのが行政書士法上の業務範囲なのですが、それで依頼人が納得するかどうか。行政書士さんのブログにあった判決文を読む限りでは、紛争に首を突っ込んだ状態で、「いかにして慰謝料をとるか」をアドバイスして内容証明を作成していたようで、「これは非弁行為」と明らかに分るものでした。

 依頼人は何を行政書士に求めているか、いわゆる「権利義務または事実証明に関する書類の作成」を専門にされている方は今一度自分の取り扱う業務で行政書士の資格が必要かどうか、他の資格が必要なのではないか考えたほうがいいんじゃないかと思います。

依頼人は、

「書類の作成」

をお願いしているのでしょうか。それとも、

「いかにして慰謝料を多くもらうこと」

をお願いしているのでしょうか。

行政書士法上では依頼人のニーズに応えられないということであれば、他の仕事に転向したほうがいいでしょう。スポーツと同じです。ルールを守れない人、フィールドに入っても試合の流れと全然関係ないことをやっている人は、退場すべきだと思います。しかも、相談だけなら行政書士の資格が要らないか行政書士の資格ではできないかのどちらかですし。書類の作成の相談だと、、なまじ資格を持っていると事件簿と所定の領収証の発行が義務付けられますし。

 また、日本行政書士連合会や都道府県行政書士会は、非弁行為推奨漫画「カバチタレ」を会を挙げて推奨し、会員に注意喚起をしなかったことで勘違いした行政書士を増やしてしまった。この罪は大きいと思います。「ここまではできるがここからはあくまでフィクション」と注意喚起をすべきだったと思います。はっきり言って日行連、各単位会の怠慢です。

 「私は依頼人に喜ばれるためにこの仕事をやってるんだ」という方をブログ等で見かけますが、「他人から感謝される方法はほかにあるだろ」と言いたい。感謝されたいならボランティアをやればいいと思います。

 「許可申請には基準があるが、慰謝料の額には基準がない、私人間の感情の価値を当事者に代わって設定できるのは弁護士だけである」ということを改めて学んだような気がします。慰謝料なんてのは当事者間の言い値なんですから、そもそも行政書士が入る余地がないと思います。

 「内容証明郵便が作成できるから離婚業務は行政書士の業務」と主張される方も見受けられましたが、これで「合意された請求書の作成だけ」が行政書士の業務であることが改めて確認された形になりました。

 他人の業務についてとやかく言いたくないのですが、行政書士業界全体の信用問題にかかわることなので、あえて言わせていただきました。

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